ツルノリヒロ 2nd Album
「The Ancient Sun〜太古の太陽」
高校時代に作られた表題曲「太古の太陽」をはじめ、1stアルバムよりも前に作られた曲と、このアルバムのために書き下ろされた曲が絶妙のバランスで並ぶ2ndアルバム。
「太古の太陽」はTV東京ドキュメンタリーシリーズ「日本人の源流」
のテーマ曲に採用されている。
以下ジャケットからの引用となる。
1989年に1stアルバム「月をつくった男~A Man Who Made the Moon~」でデビューした僕は、翌年、 新たに書き下ろした曲、そして、1stのコンセプトからは外れていた楽曲を集め、1stを一緒に作った 素晴らしいミュージシャンたちと共に、2ndアルバムを作った。 しかし、1990年には完成していたこのアルバムは、スポンサーであった西武グループと、ソニーの間でうまく 条件がまとまらず、発売には三年の時間がかかってしまう。 さらに、ようやく1993年に発売されたにも関わらず、その十年後には廃盤となり、手に入らなくなってしまった。 今回のこのアルバムは、再発売を求める声に応え、原盤権に抵触しないようリメイクされた、その2ndアルバム「太古の太陽~The Ancient Sun~」なのである。
リメイクにあたり、バイオリンとチェロはすべて録音しなおした。
さらに「Going Home」は、もともと同時録音だったため、バイオリンだけを入れ直す訳にもいかず、 ギタリストの古川昌義氏と一から作り直し、最後に全曲ミックスとマスターリングをやり直した。 結果、今回のこのアルバムは、全く同じ楽曲のアルバムではあるが、聞こえ方も、感じ方も違ったアルバムとなった。 言わば20年かけて、より自分の作りたかった世界に近づいたアルバムと言えるだろう。
ついこの間、最後の録音として「I Will」のチェロを弾いてくれたAyakoは、参加メンバーみんなの演奏を聴いて、 「みなさんの今の素晴らしさはよく知っているけれど、20年前からみんな、『ほんとにカッケー!』」
と満面の笑みを浮かべ言ってくれた。 彼女は二十歳年下で、だからこのアルバムの録音をしていた頃のメンバー達と、ほとんど同い年になるわけで、 二十年の時を遡り、同年代のみんなと共演をしたと言える。
演奏は過去のものではなく、今も現実に息づいている・・・
音楽の世界にはあるんだ、 僕は確かに存在するタイムマシーンに乗った様な気持ちになった。
参加ミュージシャン
Musicians
渡辺克也 Katsuya Watanabe:Oboe
吉永雅人 Masato Yoshinaga:French Horn
ハムザ エルディン Hamza El Din:Voice & Tar
加奈崎芳太郎 Yoshitaro Kanazaki:Voice
Ayako:Cello
荒木博司 Hiroshi Araki :6st , 12st Acoustic Guitar ,
Gut Guitar & Electric Guitar
佐藤 満 Mitsuru Sato:Electric Guitar
古川昌義 Masayoshi Furukawa:Gut Guitar
尾崎 孝 Takashi Ozaki:Pedal Steel Guitar
河合徹三 Tetsuzo Kawai:Electric & Acoustic Bass
バカボン鈴木 Vagabond Suzuki:Stick Bass & Electric Bass
高杉 登 Noboru Takasugi:Drums & Percussion
青山 純 Jun Aoyama:Drums
近藤郁夫 Ikuo Kondo:Percussion
山本恭久 Yasuhisa Yamamoto:Drums , Percussion
中村由利子 Yuriko Nakamura:Piano
片山鉱二 Kouji Katayama:Soprano & Baritone Sax & Flute
ツルノリヒロ Norihiro Tsuru:Violin , Acoustic Guitar ,
Synthsizar , Voice , Percussion